英領インド英字日刊新聞 オンライン版
イギリスのインド統治を記録する英字日刊新聞
本コレクションは、『The Civil & Military Gazette』紙の91年間の歴史のうち87年間を収録し、世界でも最も完本に近いアーカイブです。1857年のインドの大反乱(第一次インド独立戦争)や度重なる民族主義者の台頭、帝国による市民の虐殺や数々の戦争、そしてインドとパキスタンの分離独立とその余波に至るまで、イギリスのインド統治・支配の変遷を網羅しています。
1872年にイギリス領インド北部のシムラーとラホールで創刊された『The Civil & Military Gazette』紙は、分離独立前のインドの実像を俯瞰し、帝国主義や南アジア地域を研究するための重要なメディア史料です。本紙は、前身である『The Mofussilite』紙の伝統を引き継ぎ、文学的な才能の育成と表現の場の提供を強く意識して発行され、特にイギリスの若手小説家・詩人であったジョゼフ・ラドヤード・キップリング(1865-1936)は本紙の副編集長として編集や記事の執筆をしながら、『The Civil & Military Gazette』紙に様々な作品を発表しました。彼は本紙を「mistress and most true love(女主人で最も真実な愛)」と呼ぶほど大切にしており、本紙を通じてその文学的才能を磨きあげ羽ばたいていったキップリングは、1907年にイギリス人として初めてノーベル文学賞を受賞することとなりました。
そして何より、イギリス統治時代のインド時代の数十年、分離独立の時期、そして分離独立後の南アジアの現況を毎日記事にし、論説で深く掘り下げた『The Civil & Military Gazette』紙は、多くの読者に支持されました。本コレクションは、紙面そのままのイメージを高精細のグレースケール(一部フルカラー)でデジタル化し、発行当時の雰囲気も感じることができる貴重なアーカイブです。
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