北米における戦争 1756-1815年頃 -英国の視点-
37,000点超の一次資料が語る、英米戦争の知られざる全貌
本コレクションは、ロンドンの国立公文書館に所蔵されている文書群を広範に収録したもので、七年戦争(1754–1763年)、アメリカ独立戦争(1775–1783年)、米英戦争(1812–1815年)といった北米における戦争を取り扱っています。この豊富な一次資料群は、当時の英国の視点を浮き彫りにし、北米植民地が英国の支配下から独立国家へと激動の転換を遂げていく過程を描いています。
収録されている文書の種類は多岐にわたり、最も多いのは書簡、そのほかに軍事・諜報報告書、各種覚書、民間人からの請願や陳情書、軍の命令帳(兵站や財務状況がわかる)、新聞の抜粋、法律関係の資料などがあります。ほとんどの文書は手書きで、地図や作戦図も含まれますが、印刷物も一部含まれています。大半は英語で書かれていますが、フランス語やスペイン語のものもあり、機密情報が暗号で書かれている書簡も存在します。
七年戦争は世界的規模の戦争であり、北米史においては大きな転機とされています。この戦争によってフランスは多くの領土を英国に割譲し、英国が北米における主要な植民地支配国となりました。しかしそのわずか十数年後には、13植民地と英国との間でアメリカ独立戦争が勃発し、1783年のパリ条約によってアメリカ合衆国の独立が認められます。その数十年後に起きた米英戦争は、アメリカにとって国家統合を進め、国歌「星条旗」を生む重要な戦争であり、英国軍によるホワイトハウスの焼き討ちでも知られます。これら3つの戦争は、北米の近代的形成において極めて重要であり、歴史家の中にはこれらをひとつの連続的な「60年戦争」と捉える者もいます。英国の視点から見れば、いずれも同時代の世界的抗争の一部と位置づけられます。
各文書には、文書の日付、使用言語、文書の種類、差出人および受取人(該当する場合)といったメタデータが付与されており、すべて検索可能です。これは、国立公文書館のオンラインカタログで提供されているアイテムレベルの情報を大幅に拡張するものです。加えて、学術的知見に基づいたイントロダクション、参考文献リスト、3つの戦争に関する地図も収録されています。
※Handwritten(手書文書)のため、文書内のフルテキスト検索はご利用いただけません
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