2023年05月10日
極東書店ニュース700号到達を記念し、新潟大学法学部教授馬塲健先生から祝辞をいただきました。
『極東書店ニュース』700号に寄せて
新潟大学法学部 馬塲 健
私が大学院の修士課程に進学した30年以上前、大部屋だった院生研究室の共用テーブルの上にはいつも『極東書店ニュース』が置かれていた。そのときは冊子全体が同じ紙で作られていたと記憶している。そこに掲載されていた書籍のうち、大学院生の懐具合ではまさに「清水の舞台から飛び降りる」といった心持ちで注文したあるシリーズ本は今でも本棚のいつでも目にとまる場所にある。その後、ニュースの表紙が光沢紙に変わったと相前後して、大学に職を得た。その頃には毎月送られてくるニュースに「ドッグイヤー(角折れ)」を付けて注文できるようになった。現在では、ニュースがWeb版に変わりはしたものの、新着情報のメールが届くと、画面を見ながら意中の書籍を「お気に入り」に追加して注文している。この極東書店ニュースが最初に発行されたのは1954年6月、今からおおよそ70年前と聞く。多分当時の先生方がやっておられたことを私も30年近く前からやってきたのだろう。そして、今回700号を迎えるとのことである。体裁が変わり、媒体が変わり、そして読み手が変わっても、極東書店ニュースにドックイヤーを付けるという「文化」が続いていってほしいと切に願うものである。
700号発行おめでとうございます。