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JFK's Foreign Affairs and International Crises, 1961-1963.


JFKの外交問題と国際危機

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◆1960年代前半のケネディ政権期の国家安全保障ファイルのデジタル化

 ケネディは1961年1月20日の大統領就任演説で混乱を極める国際情勢に触れ、”Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country”と述べ、全てのアメリカ人が積極的な市民となる必要性を説きました。同時に、彼は「人類の共通の敵:専制、貧困、病気、戦争そのもの」と対決するべく、世界の諸国家にも団結するように訴え、更なる国際主義の念願に言及し演説を締めくくりました。折しも、植民地という過去を脱し、近代的な諸制度を打ち立てる数多くの新興国家が現れ、世界の大半の地域が混沌としていた時です。ソ連首相フルシチョフの言動には、この機を利用しようとする共産主義の大胆さ、無謀さ、決意が示唆されています。とりわけ、兵器の新たな開発は人々を震撼させました。世界の命運が尽きるのではないかという不安の中、ケネディは米国の存続が他ならぬ「自由な」諸制度の防衛にかかっていることを確信したのです。

 本コレクションは、ケネディ大統領図書館が所蔵するケネディ大統領期の国家安全保障ファイルをデジタル化したものです。ピッグス湾事件やベルリン危機、キューバ危機などの諸事件のみならず、第三世界の支援に向けた米国の努力や、国際収支・外国貿易、「進歩のための同盟 Alliance for Progress」と対ラテンアメリカ関係、核兵器と核実験、欧州におけるNATOと多国籍軍、東南アジアと地域安全保障、対外支援と軍事援助、国際的宇宙開発競争などのテーマを研究する専門家には必見の資料です。

※本コレクションはPrimary Source Media刊行のマイクロフィルム版John F. Kennedy and Foreign Affairs, 1961-1963, Part 1: Section 1-3 をデジタル化したものです

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