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Evangelism in Africa: Correspondence of the Board of Foreign Missions, 1835-1910.


アフリカにおける福音宣教

◆アメリカ・プレスビテリアン(長老派)協会の外国伝道会(BFM)による伝道の記録

 アメリカ長老派教会は創設以来、宣教を重要任務とし、すべての会員が宣教師であることを理念として掲げていました。その理念の下、1837年には海外宣教委員会(Board of Foreign Missions)が設立されました。長老派海外宣教委員会は、海外宣教師アメリカンボード(1810年設立)、アメリカバプテスト派海外宣教委員会(1814年設立)、プロテスタント監督派協会国内外宣教協会(1821年設立)、福音ルター派海外宣教協会(1837年設立)とともに、19世紀後半以降世界的規模で展開されたアメリカプロテスタント系の海外宣教活動をリードしました。

 アフリカでも長老派は積極的に宣教を行ないました。長老派海外宣教委員会からアフリカ各地に派遣された宣教師の活動は、宣教から教育、医療活動まで広範囲に及びました。本コレクションはアフリカにおける長老派教会のパイオニア、ジョン・ブルーク・ピネイらがアフリカ最初の宣教の地イベリアに到着した1830年代から1911年までの70余年に亘り、アフリカの宣教師と米国の海外宣教委員会本部の間で交わされた往復書簡を収録します。ジョン・ブルーク・ピネイ、ジェイムズ・M.プリースト、J.M.コネリー、アルバート・ブシュネル、トマス・S.オグデン、ロバート・ハミル・ナッソー、アドルファス・C.グード、エドウィン・セオドア・ウフィリアムズ、ジェームズ・L.マッケイ、コーネリアス・ディヒーアら、アフリカ各地に滞在した宣教師の布教活動を克明に伝える長老派アフリカ宣教史の貴重な記録であるとともに、リベリア、並びにコリスコ島、スペイン領ギニア、ガボン、カメルーン等、ギニア湾岸地域の動向を外国人の宣教師の目を通して観察した稀有な歴史資料でもあります。

 書簡全体は年代別に全93巻に編集されています。オリジナルの書簡は手書きもしくはタイプ打ちのものです。各巻の冒頭部分にはタイプ打ちされた収録書簡の目次(米国本部の受信書簡の場合は発信者名、発信日、書案の要約、米国本部の発信書簡の場合は宛名、発信日、書簡の要約)が掲載されていますが、これは原資料やマイクロフィルム版を利用していた時代に索引機能として活用されていたものです。本コレクションでは、特定の宣教師名で検索すると、その名前の記載のあるタイプ打ちされた概要部分がヒットするため、当該宣教師の発信書簡もしくは受信書簡を容易に探し出すことができます。

※本コレクションはScholarly Resources刊行のマイクロフィルムPresbyterian Church in the U.S.A.: Board of Foreign Missions Correspondence and Repots, 1833-1911のAfricaのユニット(Evangelism in Africa: Correspondence of the Board of Foreign Missions, 1835-1910)をデジタル化したものです

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