商品詳細

Records of the Persian Gulf War.


湾岸戦争資料

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◆ブッシュ大統領図書館所蔵の1990年から91年の中東外交資料のデジタル化

 1990年7月23日に、CIAは、イラクが3万人の兵力をイラク・クウェート国境に集結させたと報じ、湾岸の米国艦隊は厳戒態勢に置かれました。25日にフセイン大統領と米国大使A.グラスパイがバグダードで会見し、グラスパイが米国のアラブ間紛争への不介入を仄めかしたことが伝えられています。31日には、ジェッダでのイラク・クウェート間の交渉は決裂しました。90年8月2日、いよいよイラクはクウェートに対して攻撃を開始し、短時間のうちに全土を占領しました。イラクによるクウェート侵攻は、国際的な非難の的となり、直ちに国連安保理決議によって、イラクへの経済制裁が採択されました。ブッシュ大統領は、米軍をサウジアラビアに配備し、他の国々にも軍を派遣するよう呼びかけました。こうしてクウェートの解放のため、91年1月17日に湾岸戦争の火蓋が切って落とされ、2月23日には地上戦も開始されました。この戦闘は、米国を中心とする多国籍軍に決定的な勝利をもたらし、停戦が宣言されたのです。

 本コレクションは、ブッシュ大統領図書館に所蔵されている、1990年から91年までのイラクのクウェート侵攻と湾岸戦争に関する外交・軍事資料を収録したデジタル・アーカイヴです。ホワイトハウス記録管理局WHORMの主題別ファイル、スタッフ・ファイル、オフィス・ファイルなどの文書から構成され、中には、国家安全保障会議NSCの資料も存在します。本コレクションは、ブッシュ政権の往復文書・覚書、新聞切り抜き、パンフレットなどを収録し、「イラクの大量破壊兵器の査察と廃絶」、「多国籍軍結成の外交努力」、「紛争前のイラクに対する米国の政策」、「クルド人難民支援の米国の努力」、「湾岸戦線の作戦」のトピックを提供します。

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