◆アメリカ・プレスビテリアン(長老派)協会の外国伝道会(BFM)による伝道の記録
中東のシリア・レバノンでも長老派は積極的に宣教を行ないました。シリア・レバノンにおけるアメリカのプロテスタント教会の宣教はアメリカンボードから派遣された宣教師がこの地を踏んだ1819年に遡ります。1870年には、アメリカンボードのシリア・レバノン宣教が長老派海外宣教委員会へ移管されました。本コレクションは海外宣教委員会へ移管される前の年から1910年までの40余年に亘り、シリア・レバノンの宣教師と米国の海外宣教委員会本部の間で交わされた往復書簡を収録しますが、1869年以前のシリア宣教年次総会や書簡も収録されています。ウィリアム・バード、サミュエル・ジェサップ、ヘンリー・ハリス・ジェサップ、ウィリアム・マクルア・トムソン、シメオン・H.キャルホーン、ウィリアム・W.エディー、コルネリウス・ヴァンダイク、デヴィッド・ステュアート・ドッジ、ジェラルド・F.デイル、ハリエット・ラグランジュ、セオドア・S.ポンド、ジョージ・A.フォードら、シリアとレバノンに滞在した宣教師の布教活動を克明に伝える長老派シリア・レバノン宣教史の貴重な記録であるとともに、オスマン帝国末期のシリア・レバノン社会の動向を外国人の宣教師の目を通して観察した稀有な歴史資料でもあります。
※本コレクションはマイクロフィルムBoard of Foreign Missions Correspondence and Reports, 1833-1911: Syria-Lebanon Mission, 1869-1910をデジタル化したものです
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