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European Colonialism in the Early 20th Century: French Colonialism in Africa: From Algeria to Madagascar, 1910-1930.


アフリカにおけるフランス領植民地

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◆アメリカ領事館の記録から見るアフリカのフランス植民地の記録

 19世紀後半、大不況に襲われたヨーロッパ諸国はアジア・アフリカ地域に自国の市場を確保するために、競うように海外領土拡張政策に乗り出しました。帝国主義時代の到来です。中でも、アフリカでの植民地獲得競争は激しく、1880年頃にヨーロッパ諸国の植民地であったのはごくわずかの地域であったのが、1910年頃にはエチオピアとリベリアを除く全域がヨーロッパ諸国の植民地もしくは保護国と化しました。第一次大戦がヨーロッパで勃発すると、交戦国の戦争がそのままアフリカや太平洋にも移し替えられ、アフリカのドイツ領植民地ではイギリス軍やフランス軍とドイツ軍が激しい戦争を繰り広げ、太平洋のドイツ領植民地は連合国の日本、オーストラリア、ニュージーランドにより占領されました。第一次大戦でドイツが敗戦すると、アフリカや太平洋のドイツ領植民地は国際連盟から委任される形でイギリス、フランス、日本等が統治し、植民地が再分割されました。1930年代にはイタリアが19世紀末に失敗したエチオピア侵略を再度敢行し、併合します。

 本コレクションは、米国国立公文書館が所蔵する国務省一般記録群(RG59)のセントラル・ファイルの中から、アフリカ北部のアルジェリア、チュニジアから西アフリカ、アフリカ中部の赤道アフリカ、東部のソマリア海岸地域、さらにはマダガスカルとインド洋の島々まで、ヨーロッパ諸国の中で最も広大な領土を獲得したフランス領アフリカ植民地に加え、カリブ海地域からインド、インドシナ、オセアニアまで、世界のフランス領植民地の情勢に関する米国国務省の文書を収録します。

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