◆国共内戦における米国の介入および支援についての機密文書
本コレクションは、中国の内政問題および米国の対中外交政策に関する、米国国務省内の覚書、報告書、ポジションペーパー、要約、地図、写真、そして(米国外交部将校および軍人の)派遣に関する文書からなります。
国務省極東局(The Office of Far Eastern Affairs:FE)傘下の中国課(The Division of Chinese Affairs:CA)は、1944 年に設置され、FE が策定した対中・香港関係の実施に関する計画と全体的な政策を、長期的かつ日常的な行動を通じて実施することを目的としていました。1950年の国務省の組織改編の際、同省は中国課を中国部(Office of Chinese Affairs)に変更し、極東局の下に設置しました。
本コレクションの収録資料は、中国部が管理するトップシークレットの機密文書となります。おもに中国内戦の軍事的・政治的側面と、その紛争への米国の介入に焦点を当てています。その記録には、中国国民党と共産党の和解交渉に向けた米国の努力、中ソ関係、中国における米国の軍事作戦、中国当局者の活動、国民党政府に対する米国の財政援助、中国共産党政権の承認問題に関する背景資料が含まれています。また、1949年中国白書(China White Paper)に関する説明資料、極東、東南アジア、香港、朝鮮、台湾に関する情報も含まれます。
Online