◆FDR大統領図書館所蔵の日系アメリカ人強制収容関係史料
1941年12月の真珠湾攻撃により日米は交戦状態となり、諜報活動の阻止や軍事活動への妨害阻止を名目として1942年2月19日に大統領令9066号が発令されました。この大統領令は特定地域を軍の管理地域にしている権限を陸軍長官および軍に与えることとなり、米国西海岸地域が軍管理地域に指定されて「敵国を祖先に持つ者」である日系アメリカ人が立ち退きの対象となりました。やがて日系人の強制収容につながり、戦時中には約12万人の日系人が強制収容されることになり、その半数以上は合衆国の市民権を持つ二世もしくは三世でした。民主主義を維持するために戦争に取り組んだ偉大な人道主義者であるとされるローズヴェルト大統領が、一方でこうした自らの国民に対する深刻かつ不公正な非民主的政策を実施した事実を検証する材料を提供します。
本コレクションは、フランクリン・ローズヴェルト大統領図書館所蔵の様々なコレクションに分散している日系アメリカ人強制収容関係の史料を、大統領図書館のスタッフが「日系アメリカ人強制収容コレクション」としてまとめたものです。
※本コレクションはPrimary Source Media刊行のマイクロフィルム版The Internment of Japanese Americans: Records of the Franklin D. Roosevelt Library をデジタル化したものです
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