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Western Books on Southeast Asia.


17~19世紀東南アジア史・東西交渉史:西欧言語出版物集成

◆約300年間の欧州から東南アジアへの旅行者による著作をデジタル化

 17世紀から19世紀に出版された東南アジアに関する西欧言語の出版物を集成したコーネル大学所蔵のジョン・M・エコルス(John M. Echols)のコレクションから精選された318の稀少な出版物をデジタル化しております。

 本コレクションは、約300年間の欧州から東南アジアへの旅行者による著作が集められており、フランス語、英語、オランダ語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語等の西欧言語文献で構成される収録文献は質量ともに世界有数の東南アジア関係コレクションとして知れています。

 アレクサンドル・ド・ロード『トンキン王国史』、ジュール・レオン・デュトルイユ・ド・ラン『安南王国と安南人』、ファン・フリート『シャム王国誌』、シモン・ド・ラ・ルベール『シャム王国誌』、ルンフィウス『アンボイナ島珍奇物産集成』、ワウテル・スハウテン『東インド紀行』、ウィリアム・ピッカリング『海峡植民地』等、インドシナ(ヴェトナム、ラオス、カンボジア)、ミャンマー、タイ、マレーシア、シンガポール、ジャワ、インドネシア、フィリピンの東南アジア各地に関する重要な歴史文献が目白押しです。加えて、地域概念としての東南アジアが成立する20世紀以前の、この地域が東インドやアジアの一部とみられていた時代を対象としているため、ジャン‐バティスト・タヴェルニエ『6回の旅』、ジョアン・デ・バロス『アジア史』など、アジア全般を対象とする文献の中で言及されている場合もあります。

 これらの出版物は、各国政府が後援する遠征の公式報告から、ビジネスや観光でこれらの地域に滞在した人々の個人的な日記にまで及びます。その多様性により、1606年から1899年に刊行された出版物を収録する本コレクションでは、当時のこれらの地域における宗教と習慣、地理、社会問題、交易、言語学、人類学などを幅広く考察することを可能にするとともに、当時の西洋人の視点で東南アジアがどのように見られていたかを明確に示すものであるといえます。

※本コレクションはマイクロフィルム Western Books on Southeast Asia をデジタル化したものです

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