◆新しく建国されたソヴィエト連邦共和国とアメリカ合衆国の初期の関係
本コレクションは第一次世界大戦とその直後の出来事、特にロシア内戦におけるアメリカの役割、そして、新しく建国されたソヴィエト連邦共和国とアメリカ合衆国の初期の関係に焦点を当てています。その他のトピックには、帝政ロシア崩壊後、連合国による東部戦線再開の試み(ボリシェビキ政府は政権掌握後即座に同盟国側との休戦交渉を開始したため)、オーストリア=ハンガリー帝国の解体、ロシアへの連合国の介入、チェコ-ボリシェビキ紛争、東部シベリアにおける日本とアメリカの衝突(各国のシベリア撤退後も日本の原敬内閣はロシア過激派の満州や朝鮮への影響力抑止を目的に駐兵を継続したため、アメリカなどから日本への不信感が高まった)、パリ講和会議におけるアメリカの対ロシア政策があります。
これらの資料は、アメリカ外交史学会の前会長であり、テキサスA&M大学のアメリカ外交と国際史の著名な教授でもあるベティ・ミラー・ウンターバーガー博士による数十年にわたる研究の成果です。
旧ソヴィエト連邦を含む世界中の50を超えるレポジトリから集められた約10,000の文書で構成される当コレクションのほとんどは英語となり、外国語資料の80%は翻訳されているか英語の抄訳が添付されています。これら資料の多くはこれまでに公開されたことがなく、1990年代初頭にロシアとチェコのアーカイブが公開された結果、当コレクションにさらに大幅な追加が行われました。各文書には、送信者、受信者、日付、リポジトリ名、および簡潔な説明が記載されたコントロールシート(ウンターバーガー博士作成)の序文が付けられています。
付属のガイドはこのコレクションへの優れたアクセスを提供します。ガイドは文書の一覧表で構成されており、コントロールシートもコレクション内に複製されています。米国の外交史、ロシアの歴史、軍事史、特に第一次大戦期を研究するための優れた資料です。
※本コレクションはPrimary Source Media刊行のマイクロフィルムUnited States and the Russian Civil War: The Betty Miller Unterberger Collection of Documentsをデジタル化したものです
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