◆聖書を汕頭の潮州語に翻訳したバプテスト会宣教師とその家族
本コレクションはオレゴン大学ナイト図書館の所蔵資料より、主に中国広東省汕頭で活躍したバプテスト系アメリカ人宣教師一家アッシュモア家の3世代にわたる書簡、日記、伝記、著述等の文書集を収録します。
<収録文書に関係するアッシュモア家の主要人物>
ウィリアム・アッシュモア・Jr (William Ashmore, Jr., 1851-1937)
バンコク生まれ、米国で教育を受ける。リーダとの結婚後、汕頭で宣教活動を46年間にわたり行いつつ、聖書を現地の潮州語に翻訳しました。書簡、日記、説教、切り抜き、文書、聖書翻訳関係の資料などを収録。
リーダ・アッシュモア (スコット) (Lida Scott, 1852-1934)
一人目の夫とともにミャンマーのバモーで宣教活動を行いました。夫の病死後、帰国しウィリアムと再婚。汕頭で宣教師・教師・赤十字ボランティア・画家として活躍しました。書簡、日記、出版物、スクラップ、伝記、絵画などを収録。
イーディス・アッシュモア(Edith Ashmore, 1882-1975)
ウィリアムとリーダの娘。父の主な通信相手であり、書簡や日記を収録。
ウィリアム・アッシュモア・父(William Ashmore, Sr., 1824-1909)
妻のマーサとともに中国南部で宣教活動を行いました。三人目の妻シャーロットは聖書の日本語訳で知られるネイサン・ブラウンの未亡人。書簡、文書、日記、賛美歌などを収録。
ザー・スコット(Zar Scott , 1848-1931)
リーダの兄。材木会社を経営。親類で大阪在住の宣教師夫婦ジョーブ・スコット、ヘレン・スコットからの書簡などを収録。
上記の人物に関する文書や書簡などの他に、日本で布教活動を行っていた時代に撮影されたものを含む、様々な時期に撮影されたアッシュモア家の写真や、キリスト教社会運動家の賀川豊彦、アーネスト・サトウの養女して育てられ、捜真女学校で教育に従事したエイミー・コーンズ(日本名:山田千代)を紹介するパンフレットなども収録されています。
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