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著者・編者 | Boutry (Boissonade), Gustave, |
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ニュース番号 | <R22-62> |
Folding oblong table 67x97cm with contemporary half leather binding with marbled board, title pasted on the front cover
ボアソナードの父は高名な文学者(Boissonade, Jean Fran?ois, 1774-1857)でしたが、父母が正式の結婚をしていなかったため、1856年まで母方の姓ブウトリ(Boutry)を名乗っていました。パリ大学法学部に入学、弁護士の資格を得るとともに博士課程に進み、ローマ法講座の担当者で法学部長のペラ教授の指導の下に、1852年『夫婦間の贈与の歴史』という学位論文を提出、学部コンクールで最優秀賞を獲得します。本書は、同じペラ教授に捧げられたローマ法を図解した一覧表で、最初は公法と私法、次に私法を自然法(Droit Naturel)・国際法(Droit des Gens)・民事法(Civil)、と次々に分類して行きます。そこには、父の血を継いでラテン語に極めて堪能でローマ法の深い知識を持っていたことが伺えます。該博なローマ法への理解を示す稀少な文献です。