出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K11-322> |
ニューヨーク州北端のコーニング・ガラス博物館所蔵のラコウ図書館所蔵ガラス製品の商品カタログをマイクロに収めた膨大なコレクション。コーニング・グラス会社は世界最大のガラス会社で、日常の器類から望遠鏡のレンズまであらゆる分野のガラスを扱っています。コーニング・グラス博物館は会社設立百周年の1951年に開設され、世界のあらゆる国、地域、時代にわたるガラス器を蒐集し質量ともに世界最大のものとなっています。同博物館は優れた工芸品を収蔵するだけでなく、コーニング会社草創期からの会社資料の文書館の役目も果たしており、一つの会社史にとどまらず、世界のガラス工芸史、産業史、経営史の貴重な資料が所蔵されています。中でも商品カタログは世界のガラス史の貴重な資料といえます。カタログ数は2,317冊にのぼり1850年以降が中心ですが、1550年代のベルギーをはじめ近代ヨーロッパで作られたカタログも集めています。500年間におよぶ アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、日本などで製造されたガラス、ビン、ステンドグラスや、建築用板ガラス、照明用ガラス、工業用、光学用ガラスなど、広い分野にわたる製品が紹介されている技術発展史上の貴重な資料です。世界のガラス製品の発達史、それを製造し使用した社会との関係を解きあかす産業史、美術史、文化史など、人類の文化活動の軌跡を研究するうえでも得がたいコレクションといえましょう。
・ISBN 978-0-88354-076-3 microfiche
¥16,070,686.- (税込)