商品詳細

アメリカ労働総同盟(AFL)記録文書集
American Federation of Labor Records. The State Historical Society of Wisconsin. 35mm silver positive microfilm with guide.

出版社 (UPA, US)
ニュース番号 <K10-126>

1930年代初頭から50年代初期のアメリカ労働運動史研究に必須の史料集。組織労働者に与えたニューディールの影響、AFLとCIOの抗争、共産主義と労働運動との関係、戦時労働政策、また戦後の産業社会における労組の位置づけなどの解明に優れた情報を提供しています。収録史料は、AFL幹部の書簡・綴じ込み書類から、 末端活動家の膨大な報告書まで含み、当時の政治家・有識者との関係、あるいは国内諸情勢におよぼした労働運動の詳細な影響が明らかにされています。
 第1部はアメリカとカナダの約 2,000の労働組合の戦略と戦術をとりあげており、 ストライキとロックアウト、 団体交渉に関する膨大な報告を集めています。 第2部は歴代AFL会長の文書を公刊する計画で、 まずゴンパースの死後会長となったウイリアム・グリーンの文書が刊行されました。 グリーンは16歳で炭坑夫になり、全米炭坑労働組合(UMW)の役員を経て1913年AFL副会長、1924年会長、1952年亡くなるまでその地位にありました。 グリーンはニューディール政策では積極的な役割を演じ、 1937年にはCIOを排除し、戦後結成された国際自由労連にAFLを率いて参加し(1949年)欧州の再建に協力しました。 本文書はアメリカ労働運動史、労働組合の発展と分裂の歴史、ニューディールの研究に貴重な資料です。