出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K09-14> |
移民史研究上で最も有効な資料は、回想録、家族譜、聞き取り調査等の自伝資料といわれます。本資料集はこの自伝資料に焦点をあてたもので、第一部はミネソタ大学の移民史研究所が所蔵する50点余の未公刊自伝マニュスクリプトを収録しています。ここに収集された19世紀後半から1960年代の、東欧、南欧、およびフィンランド系移民による自伝資料は、政治や社会に対する彼らの姿勢、対応、移民社会の結束、文化的な適合など心奥を露呈しており、また置かれた境遇、事件について数多くの貴重な証言となっています。本資料集は移民の生活を明らかにするだけでなく、家族、労働、宗教等に関するかれらの価値観を探る上でも貴重な研究資料といえます。
・ISBN 978-1-55655-052-2 microfilm