商品詳細

北インド教会保存資料 グジャラートのアイルランド長老派伝道記録
Church of North India: Archives of the Irish Presbyterian Mission in Gujarat. Gujarat United School for Theology, Ahmedabad. 35mm silver positive microfilm.

出版社 (IDC, NE)
ニュース番号 <K11-932>

本コレクションは、イェール大学神学校の支援によりアーメダバードのGujarat United School for Theologyに所蔵されている保存資料やモノグラフをマイクロ化したもので、アイルランド長老派Irish Presbyterian(以下IP)が最初に渡印した1840年代から、彼らと他のプロテスタント教派が合同して北インド教会Church of North Indiaを形成する1970年頃までの伝道記録です。IPやその他の伝道会、教会の年報や報告書といった印刷資料や、マニュスクリプト、会議議事録、グジャラートのキリスト教徒に関する書簡や伝記、グジャラートの文化・宗教・歴史に関する書籍、伝道会の印刷本や小冊子、写真集など多様な資料が収録されております。主要言語は英語とグジャラート語ですが、他にもヒンディー語、マラーティー語、ウルドゥー語、タミル語、サンスクリットの資料もあります。
 1841年、アイルランド長老教会本部は、インドへの最初の宣教師を派遣しました。彼らは、グジャラート西部のカティヤワール半島を活動の場に選び、ポールバンダルやGoghaを伝道の拠点としました。やがて宣教師たちは、伝道の範囲を拡大し、他の団体が撤退した地域へと進出することで、信徒を獲得したのです。47年にはロンドン伝道協会London Missionary Societyの撤退後のスーラトで、また51年には英国福音伝道会Society for the Propagation of the Gospelの撤退後のアーメダバードにおいて伝道しました。
 伝道だけにとどまらず、IPの宣教師たちは1860年代になるとRanipurを初めとするキリスト教徒の村々を次々に建設していきました。彼らは医療にも活動の幅を広げ、世紀転換期の飢饉では、児童養護施設の運営まで参画したのです。神学教育の必要性から学校建設にも取り組みました。92年にFleming Stevenson Divinity CollegeがアーメダバードにあるIPのMission High Schoolの敷地内で開校しました。その後、このカレッジは発展し、1942年にはMethodist Missionの神学校やChurch of the Brethrenのそれと合同してGujarat United School of Theologyとなったのです。