出版社 | (UPA, US) |
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出版年 | 2008 |
ニュース番号 | <K08-317> |
PIN102683
本資料集は、現在米国国立公文書館に保存され、第二次大戦後のアフリカ系アメリカ人の解放闘争最盛期における米国司法省公民権局の活動を年代順に記録するもので、公民権運動を政府当局がどのように捉えていたかを探る一次資料です。
本資料集は、下記のような重要事件に焦点を当てています。①反リンチ立法に賛成する司法省官僚による無数の声明文や反リンチ立法の司法省の立場。②Cleo WrightとMack Charles Parkerへの残虐なリンチ。③州間移動における1961年のフリーダムライドと差別。④人種別教育廃止の妨害のためのヴァージニアの包括的な法的努力とブラウン判決に続く南部の人種隔離教育の廃止。⑤1960年代初頭のシット・イン(座り込み)運動への司法省の反応と7つの座り込み最高裁訴訟への関与。⑥公民権第7条(タイトルセブン)訴訟を含む1964年の公民権法の可決と実施。⑦有権者登録活動と1965年投票権法の実施。
本資料集は、司法省公民権局6名の官僚ファイルから構成されています。W. Wilson White(公民権局担当司法次官補 1958~59年)。Joseph M. F. Ryan Jr.(公民権局担当臨時司法次官補 1958~60年)。Burke Marshall(公民権局法務官 1961~65年)。St. John Barrett(公民権局担当司法次官補代理 1965~67年)。John Doar(公民権局担当司法次官補 1960~67年)。David L. Norman(公民権局担当臨時司法次官補 1969~73年)。アフリカ系アメリカ人研究、公民権運動の研究、アフリカ系アメリカ人の投票権問題などを専門とする研究者に本資料集をお薦めします。
・ISBN 978-0-88692-873-5 microfilm