商品詳細

特別プロジェクト 1960~1970年
The Civil Rights Movement and the Federal Government: Records of the U.S. Commission on Civil Rights.3): Special Projects, 1960 - 1970. 39 reels with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 2009
ニュース番号 <K10-770>

PIN103961
本コレクションは、アフリカ系アメリカ人の公民権運動の頂点にあった1960年代に、人種差別と戦おうとしたアメリカ合衆国公民権委員会(以下公民権委員会)の努力に焦点を合わせる資料です。本コレクションは、アメリカ国立公文書館の保存記録をマイクロフィルムにしたもので、州諮問委員会State Advisory Committeeからのレポート・往復文書、公民権委員会の会議・活動のレポート、公民権委員会支部・政府・大統領・公民権運動団体との往復文書を包括的に収録します。公民権委員会は、1957年の公民権法によって成立した、独立した政府の機関で、当時、苦情の申し立てに応じて、差別の実態調査や差別に関する情報の収集、政府の法や政策の評価を行っていました。また、国の情報センターとしての機能も有し、大統領や議会に対して報告や提言をし、差別の解消を公に呼びかける責任も果たしていました。
 1965年8月31日、テネシー州サマービルでは、元白人学校に通うことになったアフリカ系アメリカ人の子どもたちが通学バス運転手に差別的な待遇を受けたと、その母親は公民権委員会に苦情を申し立てました。それは、子どもたちがバスに乗車する際に運転手に芳香スプレーを吹き付けられたという苦情でした。これに対して、公民権委員会は事実関係を慎重に調査したうえで、その結果を申立人に知らせています。本コレクションには、他にも、企業におけるアフリカ系やメキシコ系の雇用差別、農業安定保全局Agricultural Stabilization and Conservation Serviceの農業推進事業におけるアフリカ系農民への差別的実践、アフリカ系アメリカ人のストライキや「暴動」に対する警察当局の無差別な催涙ガス放射などへの多様な苦情が集められています。本コレクションは、1960年代の公民権運動の研究者に豊富な情報を提供します。


・ISBN 978-1-60205-050-1 microfilm

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