出版社 | (UPA, US) |
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出版年 | 2001 |
ニュース番号 | <K11-43> |
南北戦争中も白人入植者の西漸運動はつづき、大平原のインディアン諸部族への侵犯が続いていました。ミネソタ州南西部ミネソタ川流域のダコタ(Dakota)族(スー族の別名)でも1862年夏、白人移住者による保留地への侵犯行為と、領土譲渡と引き換えた年金が支給されず、商人と結託した監督官の不正行為に対して、スー(Sioux)族の怒りは高まり数千人が決起し、レッドウッドのインディアン局と入植者を襲撃しました。9月半ばにシブリー大佐指揮下の1400人のミネソタ民兵軍が到着しスー族を破り鎮圧、1800人を捕虜とします。303人が死刑宣告されましたがリンカン大統領の介入で実際には38人が、12月26日マンカト(Mankato)で衆人の前で絞首刑にされました。その後1890年までスー族に対して攻撃が続けられ、スー族も果敢に抵抗します(スー戦争)。スー戦争の最後は第7騎兵隊によるウンデッド・ニーの虐殺事件です。
・ISBN 978-1-55655-855-9 microfilm