商品詳細

Foreign Nations: The Special Studies Series.9: Latin America, 2003 - 2007 Supplement. 14 reels with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 2008
ニュース番号 <K08-533>

ブッシュ大統領の任期中、米国とベネズエラの関係は、とくに2005年以降、問題含みでした。同年8月、ベネズエラ政府は、米国の麻薬取締局DEAの調査員がスパイしていると断言し、DEAとの捜査協力を取りやめました。その3ヵ月後、西半球担当国務次官補T.シャノンは、「ベネズエラの民主主義が危殆に瀕している」と発言しました。翌年2月には、C.ライス国務長官が連邦議会で、ベネズエラが「努めて隣国を民主的過程から引き離すように影響力を及ぼしている」ゆえに、ラテンアメリカでの最大の問題の一つはベネズエラであると述べました。5月、国務省は、ベネズエラが米国の反テロ活動に協力しなかったことを引き合いに出して、ベネズエラへの防衛物資販売や防衛業務の禁止を発表しました。米国政府のこうした言動に対して、チャベス大統領は、9月の国連総会で、繰り返しブッシュ大統領を「悪魔」と呼び、「米国の覇権的な見せ掛けの帝国主義」と酷評しました。これに対し、米国当局者は、チャベス大統領の行動が「国際情勢への漫画的アプローチ」を示すと応酬しました。C.ライス長官も、彼の発言に不快感を示し、翌年2月には、民主主義に対する攻撃がベネズエラで起こっていると、また、チャベス大統領自ら、ベネズエラを政治的、経済的に破壊していると公言しました。
 今回マイクロ化された本サプルメントには、米国とベネズエラのこうした緊迫した関係を物語る米国の政府系機関やシンクタンクのレポートが収録されます。また、ラテンアメリカにおける民主主義とガバナンスの質、麻薬対策の努力と麻薬テロリズム、貧困削減プログラム、国際貿易や、アルゼンチンの財政問題、ハイチの政情不安定などのラテンアメリカを取り巻く重要テーマに関するレポートも多数収録されます。


・ISBN 978-1-60205-022-8 microfilm

お問い合わせ