出版社 | (Scholarly Resources, US) |
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ニュース番号 | <K09-173> |
エリー湖の南岸クリーブランドを中心としたオハイオ州北部地方をWestern Reserveと呼び習わしています。東海岸に建設された植民地が発展し合衆国が作られますが、当時は大地がどこまでつながっているのか判らず西方の国境は未確定でした。コネチカット州がこの地域をリザーブしてConnecticut Western Reserveとしてきたことから、オハイオ州となってからもWestern Reserveという名前がこの地方の呼び名に使われてきました。中心都市クリーブランドはエリー湖岸の工業港として重要な位置を占め、鉄鋼業が栄えました。1862年にはロックフェラーが石油精製業をはじめています。ドイツ・東欧からの移民が集まっていました。こうした地方に作られたウェスタン・リザーブ歴史協会は1867年の創立以来、産業、経済発展、労働、移民関係の諸問題に深く係わる豊富な資料を備え、アメリカ史に関する屈指の研究センターとなっています。(本協会と関係の深いウェスタン・リザーブ大学が1826年に創立されています。)
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