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フランス領北アメリカ(ニューフランス)地方におけるイエズス会の伝道・探検記録
Jesuit Relations and Allied Documents, 1610 - 1791. ca. 508 microfiches at a 20:1 reduction.

出版社 (UPA, US)
ニュース番号 <K10-1123>

Ed. by Reuben Gold Thwaites (State Historical Society of Wisconsin). 1896 - 1901. 73 vols. Travels and explorations of the Jesuit missionaries in New France, 1610 - 1791, in the original French, Latin, and Italian texts with English translations and notes.
北アメリカ、 カナダでは、フランス植民地時代にはカトリック教会による布教や探検が盛んに行われました。 国家との密接な結合の下で建設されたフランス植民地では、教会は植民地全域の四分の一を所有する大土地所有者でした。カトリック教会が、カナダにおける現在にまでおよぶフランス勢力の拡大に果たしてきた役割は大きく、中でもイエズス会の活動が最も成功しています。
ピルグリム=ファーザースがプリマス植民地を建設(1620年)する約10年前にすでに、イエズス会はセント・ローレンス川周辺のニューフランスと名付けた地域で活動していました。フランスの植民地で、理念と実際の両面で重要な貢献をはたしたのはイエズス会の宣教師達であると後世の史家に評されるほどです。彼らはインディアンの中に住みつきキリスト教伝道をこころみ、勢力拡大のための探検も行っていました。1673年イエズス会神父マルケットが五大湖地方からミシシッピ川を探検しています。宣教師たちは自らの行動の記録を詳細に残しています。彼らの探検、布教活動の記録には、ニューイングランド、セント・ローレンス川、五大湖地方に関する、歴史、地理、民族学、宗教、生活、習俗の研究にとって豊富な情報が盛り込まれています。