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ニクソン大統領期の国家安全保障に関するホワイトハウス文書 キッシンジャー執務室ファイル-アジア関係資料
The Richard M. Nixon National Security Files, 1969 - 1974.: Asia: Office Files of Henry A. Kissinger. 11 reels with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 2009
ニュース番号 <K10-18>

Richard M. Nixon Presidential Materials, National Security Council Files: Henry A. Kissinger Office Files-Country Files, Far East, Boxes 81-102, National Archives, College Park, Maryland.

PIN103972
本コレクションは、1969年から米国の国家安全保障担当大統領補佐官を務めたH.A.キッシンジャーの執務室ファイルをマイクロ化したもので、その大半が機密指定を受けていた文書です。ニクソン政権期の米中関係の正常化、アジア外交の研究者にとって刺激的な資料です。
1970年5月、ニクソン大統領は国交のない中国の指導部宛に密書を送り、米国が将来的な和解を前提とした中国との対話に興味があることを示しました。その中で彼は、米国が共産主義中国に対して攻撃的な意図を全く持っておらず、それどころか、イデオロギー上の違いを認識した上で、両国間に規則的な関係を築きたいと述べています。これに対し、12月には、毛沢東がニクソンの訪中を歓迎する旨を述べました。これをきっかけに、20年間、外交関係が存在しなかった米中間の対話が開始され、大統領補佐官のH.A.キッシンジャーや周恩来首相らの活躍により、72年2月、ニクソンの歴史的な中国訪問が実現したのです。
本コレクションは、ニクソンの訪中のみならず、訪中前に何度か開かれたキッシンジャーと毛沢東・周恩来の予備会談や大統領の訪中の影響など、この時期の米中の関係回復に関する極めて重要な資料を集めています。また、米中関係の資料にとどまらず、台湾の主権問題や、ヴェトナムからの米軍撤退・北ヴェトナムとの和平交渉、南北朝鮮の緊張と米軍の継続的プレゼンス、印パ関係、国際的な核兵器の統制、教育・科学技術での交流、通商・電気通信、米ソ中のパワー・バランスなど、1970年代前半の(東)アジアの国際関係を取り巻く重要課題の資料も幅広く収録します。


・ISBN 978-1-60205-056-3 microfilm

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