出版社 | (UPA, US) |
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出版年 | 1985 |
ニュース番号 | <K09-566> |
ジョン・ホープ(1868―1936) はアトランタのモアハウス・カレッジの最初の黒人学長(1906―31)として知られ、またアトランタ大学の学長(1929―36)のまま生涯を終えた黒人教育家です。("私たちがごく普通に思い浮かべる黒人の身体上の特徴によってアメリカ黒人のことを判断すると間違いをおかしかねない。ジョン・ホープ博士はしばしば白人と間違えられた(本田創造『アメリカ黒人の歴史』)。同じ教育家で農業・職業教育に力を入れたブッカー・T・ワシントンとは違って、黒人の知性・教養の充実を訴えました。差別撤廃闘争をよびかけた"ナイアガラ宣言"に加わり公民権運動のリーダーの一人でもありました。妻のルージェニア・ホープは社会事業活動のリーダーであり、全国黒人女性協会やリンチ反対南部女性協議会の役員も務めていました。本資料は黒人教育、公民権運動、黒人社会事業、そして宗教・政治の諸面にわたる貴重な資料です。
・ISBN 978-0-89093-696-2 microfilm