商品詳細

米国移民・難民政策に関する特別委員会文書集成 1979~1981年
Papers of the Select Commission on Immigration and Refugee Policy, 1979 - 1981. The Holdings of National Archives. 35mm silver positive microfilm with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 1983
ニュース番号 <K09-10>

第2次大戦後から1950年代、ヨ―ロッパからの移民の波が高まり、米国政府は数次にわたって移民・国籍法の改定を迫られました。公民権運動の高揚の中で人道主義的観点にたつ1965年改正移民法が別の変化を呼び起こします。アジアからの移民の急増と、メキシコ、中南米からの不法入国者の激増です。1975年にはインドシナ難民の流入もつづきます。米国への移入民の状況が劇的に変化し、大規模な移住が世界的な問題となってきたことに対応して、米国議会は移民政策の全面的な見直しのために1978年「移民・難民政策に関する特別委員会」 (Dillingham Commission) を設置しました。1979年から1981年にかけて委員会は、連邦政府内や民間の専門家グル―プとともに、米国への移民問題を、歴史、政治、社会、憲法との関連など総合的に研究し、その成果を最終報告書として公表しましたが、他の資料は公開されませんでした。その重要資料がここに初めて本マイクロフィルム版として公刊されました。本資料集には、委員会の専門スタッフや、数百名もの専門家による重要な内部資料、膨大な参考資料が収録されています。米国移民法と米国外交政策との関係、移民に対する社会サ―ビスの合憲性の研究など、優れた研究報告、状況説明書、分析資料などから成り、米国の移民政策を考察するうえで第一級の情報が提供されます。