商品詳細

シリーズB 1962~1969年
Papers of Supreme Court Justices, Earl Warren. Part 1: Opinions as Chief Justice.: Series B: 1962 - 1969. 18 reels with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 2008
ニュース番号 <K08-401>

E.ウォレンは、1953年から1969年まで合衆国連邦最高裁長官を務めた人物です。1891年、ロサンゼルスに生まれ、カリフォルニア大学で学士号と法務博士号を取得しました。1939年にカリフォルニア州の法務長官に選ばれ、43年にはカリフォルニア州の知事を務め、連邦最高裁長官F.ヴィンスンの死後、アイゼンハワー大統領によって、連邦最高裁長官に任命されました。在任時の最高裁は、平等、言論の自由、刑事被告人・被疑者の権利の保障を謳った彼にちなんで、ウォレン・コートと呼ばれました。
 本コレクションは、米国議会図書館のManuscript Divisionで保管されている彼の文書をマイクロ化したもので、米国連邦最高裁や米国の司法制度、戦後米国史の研究者に新たな知見を提供します。今回新しくマイクロ化された第1部シリーズBは、ウォレンの最高裁長官時代後半期の公式な意見書を中心に集めました。1962年10月の法廷の開廷期から、彼が、最高裁を引退する前に、最後に発した1969年6月の判決理由まで多数の資料を収録します。なかでも、被疑者の権利を守るミランダ準則を定立したMiranda v. Arizonaの刑事訴訟、合衆国憲法修正第14条の議席定数配分の原則が州議会にも適用されるとしたReynolds v. Sims事件、異人種間結婚を禁ずる法律を違憲と判断したLoving v. Virginiaなど米国裁判史上著名な訴訟の資料が収められています。同じく、第2部のシリーズBも新しくマイクロ化されました。こちらは、1956年から1959年まで、ウォレンが参加した会議のメモ類を集めたもので、主に、最高裁に上訴された事件の裁量上訴certiorariを認めるか否かについての審議資料です。


・ISBN 978-0-88692-913-8 microfilm

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