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ジャマイカの砂糖プランテーション経営文書
Papers Relating to the Jamaican Estates of the Goulburn Family of Betchworth House, from the Surrey History Centre. 35mm silver positive microfilm 9 reels with online guide.

シリーズ (British Records relating to America in Microform)
出版社 (Microform Academic Pub., UK)
出版年 2008
ニュース番号 <K08-416>

本文書は、英国の名望家Goulburn家が管理していたジャマイカにある砂糖農園Amity Hall Plantationと、関連する所有地の歴史を収め、そのうち大多数の文書は、Henry Goulburnが成人に達した1805年から彼が亡くなる1856年までに管理下にあった土地に関連するものですが、それのみならず、17世紀後半から18世紀の文書も幅広く収録します。
 Henry Goulburnは忠実な国教会派の傑出したトーリー党員で、イギリス植民地省次官を1812~1821年まで務めました。彼は、決して、ジャマイカの土地を訪れることなく、不在地主として自らの所有地を監督しました。その一方で彼は、経済的成果や、奴隷の宗教的指導、彼らの生活状況・労働状況の改善とに、大きな関心を払いました。本文書は、1807年の大西洋間奴隷貿易の廃止から、西インド諸島を含むイギリス帝国の全奴隷の解放を決めた1833年の奴隷制廃止法までの時期における彼のジャマイカの土地経営に対する包括的な案内を提示します。
 本文書は、イギリスのウォーキングにあるSurrey History Centreのコレクションとして保存されていたもので、収録されるマニュスクリプトは、手紙帳、農園資料、会計報告書、権利証書、土地の譲渡書、遺書、経営文書、抵当権証書、実績表、支出抄録、備蓄量と奴隷数の増減表、日々の奴隷雇用仕訳帳、ジャマイカからロンドン・リヴァプールへと輸送された砂糖とラム酒の売上勘定、砂糖製造改善の回状、イギリスにおける反奴隷制のアジテーションに関する書簡などと多彩です。そのマニュスクリプトは、不在地主に代わる法定代理人の砂糖農園の経営や、奴隷・奉公人によって請け負われた作業、そして19世紀のイギリス領カリブ海における社会的、経済的、政治的生活に光を当て、植民地期カリブ海、ジャマイカの砂糖プランテーション、イギリス帝国、大西洋奴隷貿易、奴隷制に関心のある研究者必見の重要資料です。


・ISBN 978-1-85117-120-0 microfilm

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