出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K09-579> |
ロブソン(1898 - 1976)は1925年ニューヨークで黒人霊歌を歌って認められ、歌手として欧州、ソ連に演奏旅行をし、俳優としてはロンドンで演じた『オセロ』が有名です。黒人の自由、戦争反対の闘士としても知られ、1930年代の共産主義者の黒人青年ハーンダンの暴動規制法違反裁判では、黒人弁護士ベンジャミン・デーヴィスや、W.E.B.デュボイスとともに支援活動を行います。彼らの共産党に対する共感の姿勢は、政府や白人社会からの反共的中傷にかかわらず、黒人社会の中では戦闘的精神のゆえに称賛を博していたのです。1950年代マッカーシズムの下で激しい迫害を受けました。本資料集を通して彼の人権運動家としての姿がうかびあがってきます。
・ISBN 978-1-55655-375-2 microfilm