商品詳細

農業借地法に関する大統領特別委員会 1936~1937年 米国国立公文書館所蔵
President's Special Committee on Farm Tenancy, 1936 - 37. National Archives, College Park, MD. 35mm silver positive microfilm 11 reels with guide.

出版社 (UPA, US)
出版年 2011
ニュース番号 <K14-27>

1930年代、米国農業社会は著しい経済的不均衡という苦境に立たされていました。同時期の経済政策(ニューディール)に農業分野が含まれていたことからも察せられるように、「農業事業者はおろそかにされ、生活の戦場を壊れた矛と脆い盾でもって戦うことを余儀なくされていました」(Reel No.9, Frame 0323)。1936年に、米国第32代大統領F・D・ローズベルトは、農業借地制度の欠陥の是正を目的として農業借地法に関する大統領特別委員会を起ち上げました。特別委員会の議長を務めたのは時の農務長官H・A・ウォレス、事務局長兼技術部長を務めたのは再定住局次官補L・C・グレイでした。本資料集には、委員会メンバーの報告書、農業借地法に関する聴聞会記録、メンバー間で交わされた書簡および農場経営者や一般市民から寄せられた書簡が収録されています。
 具体的な収録例としては、農務省による会議の告知や委員会セッションの参加メンバーリストをはじめ、37年1月に委員会メンバーのM・M・ベシューンにより書かれた1)農場経営者の選抜、2)参加、3)地方調停委員会、4)債務強制隷属労働、5)教育に関する書簡、上院議員J・H・バンクヘッドと下院議員M・ジョーンズが制定に際して大きな役割を果たした「バンクヘッド・ジョーンズ農業借地法Bankhead-Jones Farm Tenant Act」などが挙げられます。本資料集で取り扱われている題目は、貧困層から住宅保有層まで幅広く、また農場経営者、小作農、シェアクロッパー、季節労働者、その他の労働者の興味深い側面が読みとれます。


・ISBN 978-1-60205-187-4 microfilm

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