出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K10-512> |
ニューヨーク市に本部を置くプエルトリカン法律擁護・教育基金Puerto Rican Legal Defense and Education Fund (以下PRLDEF)は、米国に在住するプエルトリカンの主要な市民権擁護団体です。PRLDEFは、1972年2月に法人化され、全国黒人向上協会法律擁護基金National Association for the Advancement of Colored People Legal Defense Fundやメキシコ系アメリカ人法律擁護・教育基金Mexican American Legal Defense and Educational Fund (以下MALDEF)といった人権団体と肩を並べるほどになりました。PRLDEFは、人種間の不平等の問題に取り組むために、戦略として訴訟を利用したことで知られます。これまでにPRLDEFはシカゴ、ペンシルヴァニア、コネティカット、ニュージャージーなどでの訴訟に関わってきました。集合代表訴訟class action suitsのほか、外部利害関係者として裁判に臨んだり、主要な裁判の法廷助言書amicus curiae briefsによる訴訟当事者litigantとしてMALDEFたちと協力したりしました。
本コレクションは、米国屈指の研究拠点であるニューヨーク市立大学ハンター校に設置されたプエルトリコ研究センターの収蔵資料をマイクロフィルムにしたもので、1970年代以降のプエルトリカン移民研究の包括的な資料です。第1部は、PRLDEFの運営・管理記録で、年次報告書、理事会記録などの資料を提供します。第2部は、法律部門の裁判記録で、セクションAは法執行と警察の蛮行に関する法廷助言書、裁判議事録の写し、宣誓供述書、証言録取書などを収録します。また、セクションBは、プエルトリカンの失業と福祉に関する裁判記録です。本コレクションによって、西・英語2ヶ国語教育や言語習得、雇用・住宅・刑事司法制度における差別、投票権の行使や社会サービスへの接近、警察の乱暴な捜査・押収、陪審員の選任手続き、同性愛者の権利の主張など、彼らが抱えていた具体的な問題が明らかにされます。
Part 1 - 2: 61 reels. microfilm