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米国の対賭博政策審査委員会記録集 1972~76年 米国国立公文書館所蔵
Records of the Commission on the Review of the National Policy toward Gambling, 1972 - 1976. RG220. National Archives, College Park, Maryland. 35mm silver positive microfilm 52 reels (Guide in prep.).

出版社 (UPA, US)
出版年 2014
ニュース番号 <K16-5>

米国の対賭博政策審査委員会は、1970年組織犯罪規制法によって承認され発足しました。委員会設置の目的は、米国内で行われている賭博の実態を調査し、行政のあらゆる水準で適用するに足る対賭博の法的規制基準を設定することにありました。弁護士のチャールズH.モリンを議長として、委員会は1972年に活動を開始し、1976年10月に最終報告書を提出するに至りました。米国国立公文書館所蔵の本記録集は、対賭博政策審査委員会が犯罪や倫理観にも絡む賭博という複雑なトピックに対して、国家委員会として初めて方法論的に正確な調査と献策提示の試みを行った本格的な記録資料をマイクロフィルムに収めたコレクションです。
 本コレクションには、全米各州、英国、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドからの賭博産業に関わるステートファイルが収録されています。対象となる賭博のジャンルも、ビンゴや宝くじ、競馬、ドッグ・ファイト、スポーツなど多岐に渡ります。また、委員会の記録として、会議の議事録や委員会スタッフの往復書簡、公聴会記録、合法あるいは違法な米国の賭博行為に関する書簡や報告書が収録されています。公聴会記録は、連邦法や州法の法執行機関の当局者から合法あるいは違法に依らず何らかの形で賭博に従事した関係者、はたまた一般市民に至るまで対象はあらゆる層に及んでいます。さらに、本資料集には、一般市民の賭博行為に対する姿勢や関与についての調査記録や賭博関連の議題を取り扱う会議に出席した委員会スタッフからの参加記録が収録されており、勿論『アメリカにおける賭博』というタイトルで委員会が最終的に調査記録をまとめて提出した報告書の草稿も含まれています。本資料集は、賭博の実態を多角的に見極め、賭博に対して包括的に適合させ得る法的枠組みを模索した過程を知る上で、我々に知見を提供してくれます。


・ISBN 978-1-60205-405-9 microfilm

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