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本コレクションは、アメリカ独立革命に関する議会図書館の所蔵資料をマイクロ化したものです。戦闘と軍事活動、個人の語り、部隊の歴史といった社会史的史料を集め、独立革命研究に新たな知見を提供します。
　1776年12月30日、大陸軍将校の夫人Lydia Minturn Postは、日誌に次のような書き込みを入れました。「その年は、災禍に見舞われ、陰鬱に暮れた。多くの者たちの胸中には恐怖と失望が去来する」と。それからちょうど2年後、彼女の見方は、大きく変わりました。この時期には、ワシントンと彼の部隊が、プリンストンでイギリス軍を敗走させました。翌年1月15日、Post夫人は、次のように書き残しています。「プリンストンの戦いの知らせ。夫は無事。ありがたいわ。ワシントン総司令官は勝利し、（中略）彼ら（イギリス人）は、巨大な力で、私たちを粉砕し、やすやすと鎮圧するつもりだったでしょうけど、（中略）彼らは、私たちの胸中で燃え上がる根深い怒り、そして（中略）自由への決意を忘れている」と。引用したPost夫人の日誌の2文章は、独立革命を生き抜いた個人の見解が吐露された、代表的な文章です。
　独立革命に向けた同時代の視線が、様々な書籍、日記、日誌、覚書などを通じてここに示されています。本コレクションで描かれる著名人は、以下の通りです。大陸軍准将B.アーノルド、イギリスの陸軍軍人J.バーゴイン、探検家G.R.クラーク、イギリスの陸軍軍人H.クリントン、愛国派の将軍N.グリーン、政治ジャーナリストで田園詩人P.フレノー、北アメリカ派遣軍総司令官W.ハウ、アメリカ海軍指揮官ジョン・ポール・ジョーンズ、第3代合衆国大統領トマス・ジェファソン、フランス貴族ラファイエット侯、ヴァージニアの政治家G.メーソン、第5代大統領J.モンロー、フランス軍の元帥ロシャンボー伯、初代大統領ジョージ・ワシントンなど独立革命を彩る人物たちばかりです。