商品詳細

ロシア軍情報部アジア関係資料 ロシア国立軍事史文書館資料 1620~1917年
Russian Military Intelligence on Asia.1: Archive Series 1620 - 1917. Russian State Military History Archive (RGVIA), Moscow. 35mm silver positive microfilm 93 reels.

出版社 (IDC, NE)
ニュース番号 <K11-304>

1-I: 【極東の脅威:中国、日本、朝鮮】
ロシア帝国は中国との戦争を公式にしたわけではありませんが、19世紀の清朝の衰退に伴って、隣接する広大な極東地域に関心を強く示すようになりました。また中国研究をするにあたり、直接国境を接することもあって、ヨーロッパ諸国よりも有利な立場にあったとも言えます。本コレクションは、アムール川・ウスリー江地域の併合、イリ事件Ili Crisis、清露同盟、満州における利権などに関する、軍事的、政治的、経済的、民族誌的、地理学的価値ある一次資料を提供します。

1-II: 【東方問題:トルコ、パレスチナ、アラビア、シリア】
18世紀以降、ロシア帝国は何度もトルコと対立しました。その紛争の一つが、クリミア戦争です。ヴィクトリア時代のイギリス人に「東方問題」として理解される、この対決は、数ある大国同士の紛争の一つの特徴を示しています。ロシアの参謀部は、オスマン帝国に関する膨大な量のデータを集積しました。本コレクションは、バルカン半島やほかの地域の民族主義運動、トルコ政治、イギリスの影響力、トルコ軍の組織と状態、ボスフォラス・ダーダネルス両海峡の防衛についての機密書類や外交文書を収録します。

1-III: 【中央アジアのグレート・ゲーム:ペルシア(イラン)、アフガニスタン】
18~19世紀には、ロシア帝国は4度ペルシアと戦争しました。ロシア皇帝の野望は主に、コーカサスに向けられていたのです。イギリス政府は、「グレート・ゲーム」と呼ばれる、ロシアとの中央アジアを巡る支配権競争の発展を危惧するようになりました。本コレクションは、約200枚の地図や、この間の政治、経済、軍事的展開の調査、アルメニアの分離主義運動、ロシアの対ペルシア軍事支援などの資料を収録します。