商品詳細

英国福音伝道会SPGと東南アジア 1846~1928年
The SPG and Southeast Asia: Copies of Letters Received and Sent, 1846 - 1928. 35mm silver positive microfilm 11 reels.

シリーズ (Archives of the USPG)
出版社 (Microform Academic Pub., UK)
ニュース番号 <K10-2>

1701年に王の勅許によって、聖公会の英国福音伝道会Society for the Propagation of the Gospel in Foreign Parts (SPG)が、海外で布教する伝道者を組織的に支援する目的で設立され、18世紀後半には東インド会社のペナン植民地に対するチャプレン派遣を嚆矢として、東南アジアへの伝道を開始しました。本コレクションは、1833年から1928年までにロンドン本部と植民地の伝道者との間で交わされた、数百巻分にも及ぶ往復書簡のマイクロフィルムです。手書きの書簡や謄写版のコピーが貼り付けられた書簡など東南アジアの伝道史にとって極めて重要な生の資料が含まれ、聖公会のアジア管区の一角を担った東南アジアにおけるSPGの伝道、教育、啓蒙活動を伝えます。
 まず、19世紀中葉にサラワクの東インド会社知事ジェームズ・ブルックの招きで、伝道団がボルネオに到着したころの資料が収められています。ちょうどこの頃、アジアのほか、アフリカ、ラテンアメリカでも、積極的に伝道活動が展開されていました。この伝道団を率いたのは、1855年にLabuanの主教となったF.T.マクドゥーガルでした。56年には、SPGがSarah Coombesを初の女性伝道者として任命し、ボルネオに派遣しました。彼女の学校教師としての活躍ぶりが初期の文書に残っています。次に、1878年から始まるラングーンの記録は、ビルマが第三次英緬戦争に巻き込まれ、インド帝国の一州に組み込まれる経過とそれ以後のビルマの歴史を描く一方で、信徒の魂の救済やミッション・スクールの設立・運営といった、この時期のSPGの主な活動を記します。この他に、20世紀の第1四半期におけるシンガポールやタイでのSPGの伝道記録も含まれます。


・ISBN 978-1-85117-207-8 microfilm

お問い合わせ