出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K10-460> |
第一次大戦参戦とともに誕生した多数の自称愛国団体は反戦論者や非協力者を攻撃しました。国家主義的熱狂と社会統制の強化、 市民的自由の抑圧が生まれ、 IWWが犠牲とされ農民組織や平和団体も攻撃にさらされます。 連邦政府も愛国団体の活動を鼓舞し、1917年スパイ法では破壊的とみなした新聞雑誌の郵送が禁止され、社会党の機関紙は郵送禁止されました。 1918年の治安法は、 合衆国政府の形態ないし軍人に関して不忠誠、 冒涜、 嘲笑の言葉を発言、印刷、執筆、出版したものを処罰すると定め、1000人以上の市民が有罪とされ、社会党のユージン・デブスも十年間の投獄を宣告されました。本資料は陸軍情報部がターゲットとしてきた農民組織、平和団体、 市民組織、労働組合、 移民、 社会主義者、 アナーキストに対する調査記録であり、 この時期のラディカリズムに関する総合的な情報源となっています。
・ISBN 978-0-89093-682-5 microfilm