185 interviews.
ニュ―ヨ―ク湾、ハドソン川河口にある小島、エリス島には、1892年以来米国の入国局の施設が置かれ、1943年までの間、船で到着した数百万人もの移民がこの島で入国審査を受けアメリカでの第一歩をこの地にしるしました（1954年施設は閉鎖され現在は自由の女神公園の一部）。本資料集は、米国への移民流入の最盛期である1904年から1929年までの間にこの地を踏んだ185名の移民とのインタビュ―調査を収めています。"National Park Service"と"The Statue of Liberty ― Ellis Island Foundation"が、当時の移民の生の声を記録に残そうと、1985―1986年に聞き取り調査が行われました。ロシア、ドイツ、イタリア、フランス、英国、アイルランド、ポ―ランド、ル―マニア、ハンガリ―、オ―ストリア、スゥェ―デン、シリア、トルコ、ギリシャ等世界31地域からの移民の証言記録です。母国での生活，苦しい船旅、アメリカ到着の印象、ニュ―ヨ―クなどの都市スラムでの余儀ない生活と労働、アメリカ人としての同化の過程が語られています。