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著者・編者 | Gasser, Simon Peter, 1676-1745, |
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ニュース番号 | <R23-75> |
Reprint. 4to, 24, 347p., [1] folded leaf of plates
「ガッサァは、ロッシャーが「フリードリヒ・ウィルヘルム一世の経済学」と呼んだ思想圏内に入るべき人である。ガッサァの著述「経済的・思想的官房学概論」は、主として、財政並に租税問題を取り扱ったものであって、その経済的見解は寧ろ退歩的である。而して、ガッサァにあっては、経済問題の本質的なるものとして、租税政策並に領内行政との関係における土地耕作の問題が取り扱われたに過ぎぬ。而してこの時代のカメラリズムにあっては、通常技術、私経済、農学に属する全範囲、特に農学に関する問題が、主として取り扱われたに過ぎない。このことはこれらの地方の全経済的機構と関係する。この地方は農耕がすべての富の基礎を形成していたのである。フリードリヒ大王においてすら、彼は商工業に対して大なる関心を持っていたに拘らず、農耕を持って最上の技術としてこれなくしては、商人も、王も、詩人も、哲学者も存在し得ざるものとした。」(加田哲二『独逸経済思想史』、改造社、1931年)