アフリカ発祥の歴史的・文化的コンテンツを一堂に集めた
研究への活用をスムーズにするプラットフォーム
アフリカの公文書館とその所蔵資料コレクションへのアクセスは難しい状況にあります。保存や管理に対する資金援助も少ないため、デジタル化されているものも殆どありません。そのため、そういった資料の存続が危うい状況にあります。また、アフリカ以外の国に所蔵されている当該資料にアクセスするためには、異なる索引やインターフェースを持つ数千ものコレクションに拡散されています。そのため、発見および検索が困難であり、研究や学習のために容易に利用することができません。
Coherent DigitalのAfrica Commonsは、アフリカで保有されている豊富なアーカイヴ(アフリカ国内および国際的なアーカイヴ)を容易に管理、デジタル化、そして普及させることを目的としたプラットフォームです。
存続リスクのあるコンテンツの保護をはじめ、アフリカの研究者たちが、西欧のコレクションに存在する自分たちの遺産を容易に発見し、アクセスといういわばDigital Repatriationを可能にします。そして、アフリカおよびアフリカ人たちに対するより深い理解の醸成を目指します。
Black South African Magazines 南アフリカ黒人コミュニティの雑誌コレクション
1937年から1973年にかけて南アフリカの黒人コミュニティによって出版された黒人の読者向けに作られた雑誌の最初で唯一のデジタルコレクションにアクセスできるモジュールです。
Black South African Magazinesは、50,000ページを超える非常に貴重な、歴史的に重要な雑誌を集めたもので、特に黒人アフリカ人の読者に向けて書かれたものです。図書館向けアフリカ資料の大手出版社であるSabinet社とのパートナーシップにより開発されたこのデータベースの収録コンテンツは、アフリカ国内の図書館の所蔵資料が中心です。文化的・歴史的価値が高いにも関わらず、これらの雑誌は数カ所にしか現存せず、これまでデジタル化されたことはありませんでした。
収録コンテンツの多くは、新世代の黒人ジャーナリスト、作家、アーティストによって作成されました。調査報道、写真、小説、レビュー、伝記、ファッション、ライフスタイル、広告などが満載の雑誌は、絶大な人気を誇っていました。その多くはアフリカ大陸全体に同時配給され、アフリカの英語圏向けに特別に開発されたコンテンツを含んでいました。
40年にわたる激動と変革の中で、反抗運動などの歴史的な出来事や、ウィニー・マンデラ、クワメ・エンクルマ、スティーブ・ビコなどの著名人を網羅した文章が収録されています。
コレクションの中心である「DRUM MAGAZINE」は、かつてアフリカで最も広く読まれていた雑誌でした。そのジャーナリストは政治的な結果に影響を与え、社会における南アフリカの黒人の表現方法を変えたと言われています。女性誌は、アパルトヘイト(人種隔離政策)政府の監視の目から逃れることができました。
歴史、政治学、アフリカ研究、文化、ジェンダー、教育、メディア研究の研究者や学生は、アフリカ以外ではほとんど目にすることのない資料を発見することができます。
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Coherent Digital Africa Commons
Africa Commons: History and Culture アフリカ・コモンズ:アフリカの歴史と文化
Black South African Magazines 南アフリカ黒人コミュニティの雑誌コレクション
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