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The Diaries of Henry Lewis Stimson, 1909-1945


米国政府高官 スティムソン日記集

◆42歳の時から1945年9月公務を辞任するまでの貴重な記録

 1909年から45年にかけてのヘンリー・ルイス・スティムソンの日記は、長い公的キャリアを網羅し、研究者に貴重な史料を提供しています。スティムソンが日記を書き始めたのは、1909年、42歳の時です。スティムソンの特徴として、彼はこの時、自身の公的生活を完全に記録することを意識的に決断し、日記は1945年9月21日の公職最後の日に至るまで維持されました。日記には、人物、問題、出来事に対する強い見解が多く書かれていますが、その多くの記述はベールに包まれており、私的な人物の暴露は僅かです。しかし、政治的な文書として、また政治的な遺言として、この日記は米国の第一級の政治家のキャリアを語る重要な個人的記録として成立しています。

 スティムソンは、タフト大統領の下で陸軍長官(1911-1913)、フランス遠征軍の野砲大佐(1917-1918)、ニカラグアへのクーリッジ大統領の特使(1927)、フィリピン諸島総督(1928-1929)、フーバー政権での国務長官(1929-1933)を経て、ローズヴェルト、トルーマン政権で陸軍長官を務めました(1940-1945)。日記で最も書かれているこの時期、スティムソンは殆ど毎日記入し、裏付けとなる資料も頻繁に添付しています。スティムソンは、ローズヴェルト時代には日記を執務室で保管し、時折参照していました。1945年9月の退任後は、ロングアイランドのハンティントンにある自宅ハイホールドに持ち帰りました。日記の随所に見られる余白の手書きは、そのほとんどがスティムソン自身によるもので、おそらく『On Active Service in Peace and War』の準備中に書かれたものと思われます。スティムソンの公的キャリアを描いたこの本は、マクガージ・バンディと共同で1947年に出版されました。

 1948年、スティムソンは、膨大な論文コレクションと同様に、自分の日記の保管先としてイェール大学図書館を指定しました。日記帳は1956年にイェール大学に持ち込まれ、手書きの数冊を除き、52冊の日記はタイプ打ちで、それぞれ平均約180ページがスプリングバインダーに固定されています。

 1971年、イェール大学図書館のManuscripts and Archivesは、Stimson Literary Trustの許可を得て、日記に索引を付け、出版のために撮影することにしました。撮影の準備のため、各巻にページが付けられ、右上にページ番号が表示されています。

※本コレクションはマイクロフィルムThe Diaries of Henry Lewis Stimson, 1909-1945をデジタル化したものです

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