◆イェール大学出身のフットボール選手、監督、スポーツライターに関する文書集
「アメフトの父」として知られるウォルター・キャンプ(1859-1925) はイェール大学出身のフットボール選手、監督、スポーツライターで、初期フットボールのルール策定にも影響を与え、コーチとして1888年・1891年・1892年の三度にわたり同大学を優勝に導くなど、初期フットボール最大の功績者の一人として知られます。
キャンプは、イェール大学のフットボール・スター、全米各地のフットボール・コーチ、作家、出版社、著名なアメリカの政治家など幅広い相手と手紙のやり取りがありました。そうした広範な書簡に加えて、コレクションには、ウォルター・キャンプが地元の報道機関や全国の定期購読サービスから収集した新聞や雑誌の切り抜き、写真、家族の文書が含まれています。
なお、セレクト・フィーチャーズ社からのアンケート(おそらく1890年頃)の「現在の趣味は何ですか?」という質問に対して、キャンプは「陸上競技と体力」と答えています。そして、彼の書簡が主にこの2つの一般的なテーマについて書かれていることは興味深いところです。
また、アンケートのもう一つの質問は、「少年時代の夢は何でしたか?」というものであり、キャンプは「書くこと」と答えています。この夢は彼が生きている間に実現したようです。キャンプの著作のおよそ2分の1はフットボール、その歴史、シーズンレビュー、オールアメリカンチーム、ルールに関するものとなります。キャンプの他のスポーツに関する著作には、ラグビー、野球、陸上、ゴルフ、ボート、テニスなどがあり、スポーツや陸上競技全般における女性に関する記事もいくつかあります。
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