本書は日本の国家レベルでの行政と官僚制、及び行政の意思決定・成果への国政の影響に焦点を当てたハンドブックです。日本の政治と官公庁の関係性の詳細な分析と描写も提供しています。日本政府は比較的中央集権化されているので、その国家レベルの行政の理解は日本の官僚制の本質を理解するのに不可欠です。
本書は第1部「日本の官僚制の歴史」、第2部「法と規則/規制の基礎となるシステム」、第3部「政治と立法過程の間の関係性」、第4部「実際の官僚制－各省庁の最新の事例と諸問題」より構成されています。日本における政治とガバナンスに関する研究に重要な貢献を果たし、この分野の研究と教育両方における研究者にとっての重要タイトルとなる本書を、政治学、日本政治、行政、日本の官僚制などに関心を持つ研究者・研究室、図書館にお勧めいたします。