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地理学者ビュッシングの比較統計家としての名著 ビュッシング 『ヨーロッパ諸国の基本的で有用な地理学の成果の認識と国家基本制度の準備』 第2版 1759年 ハンブルク刊
Vorbereitung zur grundlichen und nutzlichen Kenntniss der geographischen Beschaffenheit und Staatsverfassung der europaischen Reiche und Republiken, welche zugleich ein allgemeiner Abriss von Europa ist. Zweyte Auflage. Hamburg, Bohn, 1759.

著者・編者 Buesching, Anton Friderich, 1724-1793,
ニュース番号 <R23-218>

Second edition. 8vo, [xiv], 150p., original boards
「彼は有名な地理学者であったから、統計学を地理学に従属するものと考えた。彼の地理学に関する著作"Neue Erdbeschreibung"は画期的であって、地理学ははじめて学問的に取り扱われることになった。しかし、その性質および意義からいって、彼の統計学的著作もこれらの労作に劣るものではなかった。1758年に刊行された本書は世の喝采を博し、1784年には第6版を出している。シュレーツァーも本書を彼の意味における" eine wahre Statistik"(真の統計学)とよんでいる。ビュッシングの比較統計学"die vergleichende Statistik"といわれるように、彼の方法はアッヘンワールの「人種誌的」方法とは異なって、彼の方法は、コンリング=アッヘンワールの「人種誌的」方法とは異なって、個々の国ごとに完結したものとして記述するのでなく、統計材料を個々の事項別に従って整理して記述する。従って、例えば諸国の人口、領土の大いさ、陸海軍力などが同時にかつ比較対照の形で取り扱われるのである。」(有沢廣巳・内藤勝『統計学』、弘文堂)