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イギリス金本位復帰とチャーチル蔵相へのケインズの批判 ケインズ 『チャーチル氏の経済的帰結』 初版 1925年 ロンドン刊
The Economic Consequences of Mr. Churchill. London, Hogarth Press, 1925.

著者・編者 Keynes, John Maynard,
ニュース番号 <R24-12>

First edition. 8vo, 32pp, recent paper boards
「金本位復帰の声明があると、ケインズはすぐ批判の仕事にとりかかり、『イヴニング・スタンダード』紙に三つの論文を書いた。それに二つの論文を追加して小冊子にまとめたのが『チャーチル氏の経済的帰結』であった。その五つの論文は、(1)なぜ失業は最悪なのか?(2)チャーチル氏を誤り導いたものは何か?(3)イングランド銀行の政策、(4)石炭産業の場合、(5)救済策はあるのか?、というものであった。チャーチル個人に対してというよりはむしろ、彼をとりまく助言者たちに向けられた簡素ながら鋭い批判書であった。」(塩野谷九十九『イギリスの金本位復帰とケインズ』、清明会出版部、1975年)