[在庫] ¥55,000.- (税込) *
著者・編者 | プティジャン / 伯爾納鐸 |
---|---|
ニュース番号 | <R24-43> |
23x17.5cm, one plate, double folded 29p(58p), original Japanese string binding, title pasted on the front cover
「プティジャン(Bernard Thadee Petitjean.1829-84)は、パリ外国宣教会の宣教師として1860年に来日。長崎の大浦天主堂の司祭として着任後まもなく、浦上の潜伏キリシタンとの劇的な出会いを経験。潜伏キリシタンの伝えた用語に配慮したキリスト教の書物を刊行しプティジャン版と称された。1868年に『聖教初学要理』、『聖教日課』など、翌1869年に『弥撒拝礼式』が刊行された。」
(2024年3月27日閲覧 https://library.rikkyo.ac.jp/digitallibrary/ebisawa/sub009.html)
本書は、復活信徒のために明治初年に出版した一連の教義書、プティジャン版と呼ばれているタイトルの復刻版である。復刻版は、現代日本語の翻刻が添えられ、長崎において1931年に出版された。
プティジャン版は、慶長年間の古キリシタン版あるいは潜伏キリシタン伝来の祈祷書を底本としており、本書『彌撒拜禮式』は、ジウリオ・アレニの教義書『彌撒祭義』(1849年重刊本)を典拠としていることが解明されている。
なおプティジャン版は他に『科除規則』(明治2年)、『?瑰花冠記録』(明治2年)、『胡無知理佐旡之略』(明治2年)が知られている。
参考:中村博武「宣教と受容-明治期キリスト教の基礎的研究-」平成10年