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南方熊楠/ディキンズ 『方丈記:12世紀の日本のソロー』 初版 1905年 [ロンドン]刊 (抜刷)
A Japanese Thoreau of the Twelfth Century. [London, 1905]..

著者・編者 Minakata, Kumagusu/Dickins, F. Victor,
ニュース番号 <R24-41>

8vo, Offprint from the “Journal of the Royal Asiatic Society” April, 1905. 237-264p(28pp), original printed wrappers, stapled, unopened
「南方熊楠と日本学者、ロンドン大学総長のディキンズによる鴨長明『方丈記』の翻訳で『王立アジア協会会誌』の1905年4月号に掲載された。2年後グラスゴウから単行本として刊行されたが、ここには南方の名はなくディキンズの単著(Dickins, F.V., Ho-jo-ki, London, 1907)のようになっている。表題のソローは自給自足の生活で知られるアメリカの作家ソローのことで、鴨長明を「12世紀の日本のソロー」になぞらえたのである。訳者として南方の名前を先に置いているのは、当時の西洋人と東洋人の共著・共訳では異例のことで、これをみても熊楠の力がいかに大きかったかがわかる。」(秋山勇造『日本学者フレデリック・V・ディキンズ』、神奈川大学評論ブックレット)