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Eli Whitney Papers


イーライ・ホイットニー文書:綿繰り機の発明家

◆手作業で行っていた綿繰り作業を機械的に行うことで綿生産を飛躍的に増大させた発明
 イーライ・ホイットニー(1765-1825)は綿繰り機の発明で知られる米国の発明家です。産業革命期の紡績業は、ジョン・ケイの飛び杼、ハーグリーブスのジェニー紡績機、アークライトの水力紡績機、クロンプトンのミュール紡績機、カートライトの力織機と、イギリス人による一連の技術革新によって生産効率が飛躍的に向上しましたが、アメリカ人ホイットニーが発明した綿繰り機は綿花から種子を分離する技術で、これまで手作業で行っていた綿繰り作業を機械的に行うことで作業効率を改良し、綿生産を飛躍的に増大させることになった画期的な発明として産業革命史にその名を刻印しています。
 イーライ・ホイットニー文書はホイットニーによる綿繰り機の発明と特許取得、互換性部品による銃製造方式の開発に関する文書で構成されています。機械の製図、工場用地取得、特許取得、発明品の保護に関する文書から、事業や投資に関する経理・法務文書、ホイットニーの死後続けられた銃器製造に関する文書、さらにはホイットニーと家族に関するプライベートな文書まで、約7,000ページの文書が収録されています。
 原資料所蔵機関はイェール大学図書館ですが、本コレクションにはイェール大学が所蔵する他のコレクション(ボールドウィン家文書、ブレイク家文書、ヒルハウス家文書、ジョサイア・ホイットニー文書)に含まれるホイットニー関係文書を写真撮影したもの、イェール大学図書館以外の文書館(コネティカット歴史協会、ハーバード大学図書館、マサチューセッツ歴史協会、国立公文書館、ニューヘイヴン植民地歴史協会、ニューヨーク歴史協会)が所蔵するホイットニー関係文書を写真撮影したものも含まれています。

※本コレクションはマイクロフィルム版Eli Whitney Papersをデジタル化しています

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