商品詳細

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R.ハッチンソン編 日本のゲームとゲームプレイ・ハンドブック
Handbook of Japanese Games and Gameplay.

・ISBN 978-4-909286-52-9 hard

¥28,875.- (税込) *

著者・編者 Hutchinson, Rachael (ed.),
シリーズ (Japan Documents Handbooks Series)
出版社 (Japan Documents, JA)
出版年 2025
ニュース番号 <100-6500>

本書は日本におけるゲームの多様性を紹介し、それをゲーム産業や発展のプロセス、より広いメディアのエコロジーのコンテクストの中で捉えるハンドブックです。カードゲームやボードゲーム、パチンコやデジタルゲームといった日本のゲームの歴史を辿りつつ、ゲームが玩具やアニメといかにつながっているかや、アナログ及びコンピュータ・ゲームがバーチャルな世界といかにつながっているかについても考察しています。これまでに発売された「ファイナルファンタジー」「信長の野望」「バーチャファイター」「バイオハザード」「どうぶつの森」といったいくつかの名作ゲームを分析し、世界中で様々なプレイヤーがそれらのゲームをどう解釈したのかについても考察しています。また、リビングからアーケード、オンライン空間、脱出ゲーム、テーマカフェまで、ゲームプレイの場所につても論じています。
更に、いくつかの主要なゲーム開発企業のオフィスにも立ち入り、最初設計からローカライズを通じた開発の決定、異なるハードへの適応、マーケティングや流通などについても取り上げています。日本のゲーム産業を海外のゲーム産業と比較し、仕事の実際やeスポーツのような分野におけるイノベーションへの法的障害についても考察しています。主流の外での表現の重要な空間として、ニッチなマーケットやインディーズゲームについても触れています。
本書は多様な視点から日本のゲームを考察しており、日本研究、社会学、カルチュラルスタディーズ、ゲームとその文化、ゲーム産業とその経営などに関心を持つ研究者・研究室にお勧めいたします。