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World News in Indian Newspapers, 1782-1908


植民地期インドの英字新聞

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イギリスの植民地階級がインドで抱いた関心と展望を探る

 本コレクションは、1782年から1908年の間にインドで発行された3つの英字新聞、『The India Gazette』(1782-1834年)、『The Bengal Hurkaru and Chronicle』(1822-1866年)、『The Bengal Times』(1876-1908年)の集成です(一部欠号あり)。
 これらの新聞は、植民地行政官、実業家、商人たちの関心を集めました。彼らは当然ながら、地域および国際貿易に強い関心を持っており、編集者や記者たちは、注目すべき政治、軍事、経済、科学、社会的傾向と、それらが商品、株式、その他の投資に与える潜在的な影響について、読者に概観を提供することに努めました。
 本コレクションに収録された新聞で扱われたテーマは、アメリカ革命やクリミア戦争から、1858年のインド統治法に関するイギリス議会での討論まで多岐にわたります。19世紀後半から20世紀初頭の産業発展や製薬の進展についても多くの紙面が割かれました。イギリス、フランス、インド、アイルランド、アメリカ合衆国、中国が編集の上で最も多く注目を集めましたが、その他の国々に関する記事も掲載されました。
 特に、植民地経営上のライバルであるフランスとの波乱に満ちた関係のため、フランスの時事問題に関する記事がこれらの新聞に頻繁に掲載されました。また、インド独立運動の高まりにより、次第にインド関連の記事の数が大幅に増加しました。実際、1897年以降、『The Bengal Times』は外国のニュースに対する関心を次第に薄めていきました。そして、編集者や記者たちは産業時代特有の科学的発見や急速な技術進歩に関心を持っており、蒸気機関車の発明や微生物学者ルイ・パスツールの功績などは、非常に詳しく調査され、論評されました。
 そのほか、『The India Gazette』の最初期の版には、新刊書籍に関する記事が多数掲載されており、詩を特集するコラムも人気でした。しかし、1890年代には詩の掲載は広告によって取って代わられてしまいました。

 

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